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505EXTREMEを最新のネットブックと同等レベルの性能にする。(その2) [VAIOネタ]


今から5年も前のモバイルPCを現役で使いたくて
ストレージを転送速度の速いSSDにとっかえて、
最新のネットブックとどれだけ張り合えるかを
意地になってやってるだけの
505EXTREMEを最新のネットブックと同等レベルの性能にする。(その1)
の続き。


素のSSDが装着されたので、
「リカバリーディスク」から、リカバリ作業を開始。

光学ドライブすら持ってないので、
古いVAIO用のCD-ROMドライブをPCカードで接続。

SSDの容量がたったの16GBしかないし、
特にデータをたくさん置く事もないから、
パーティションは、Cドライブの1ドライブのみにしておいた。

初期設定が終わったら、
Windows XPをService Pack3にまでアップデート。


ブラウザには、
最近はレスポンスが軽いと評判の
Internet Explorer 8βとgoogle Chromeをインストール。

最終的に、
認識されているトータル容量が14.8GBのうち、
8.06GBがOSとアプリケーションで埋まっていて、
残りの空き容量は、6.83GBとなっていた。

さすがに容量の少なさは否めないけど、
おそらくここからアプリケーションやらデータを
大量に突っ込む事もないだろうし、
まさにネットブック仕様としては十分かなと。


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<ASUS「Eee PC S101」と比べてどうだ?>

まさにこのタイミングで、
ASUSTeKのEee PCの新モデル「Eee PC S101」が国内で発表になってて、
10型クラスのノートPCで最薄で
それでいて軽く、速く、静かで、美しいとアピールしてるようで、
それなら、
505EXTEMEも負けてないだろ?と思って、
対抗心を出しまくって主張するスペックと比較してみる。

・“今度のEee PCは最薄最速、そして円高還元も”―ASUS「Eee PC S101」発表会:IT Media


1.)見た目(薄さと軽さ)

液晶ディスプレイは、
「Eee PC S101」が10.2型(1024x600)、
505EXTEMEが、10.4型(1024x768)で
ほぼ同じで
本体のフットプリントの縦横面積もほぼ同等。

薄くて軽いとされる「Eee PC S101」の厚さ18~25mm、1.06gに比べても
505EXTEMEはさらに極薄の9.7~21mm、重量も825g。

見た目にしても、
カーボンファイバーを光沢処理したボディは今見ても美しい。

薄さも軽さも見た目も全然負けてない。(と思いたい。)

-・-・-・-・-・-

2.)SSDの恩恵による速さと実測値

今見るとさすがに化石のようなスペックだけど、
それでも、ストレージをSSD化しただけでも
それはそれは快適な性能になる。

今回、載せた
MTRON製SSDのMOBIシリーズは、
読み書きがどちらも最大で100MB/sとかなり高速で、
これが、
505EXTEME側の受けるインターフェースが
どこまでその転送速度を生かせるかにもかかってる。
(途中で変換かましてるし。)

で、一連のSSDに対するベンチマーク結果は以下。


【CrystalDiskMark 2.2】


【FD BENCH】


【HD Tune】


IT Mediaの「Eee PC S101」解説にある
かなり速いと自負しているSSD性能の
【FD BENCH】、【HD Tune】結果を見ても、
まるで負けてない、
というよりはMTRON製SSDのほうがむしろ上。

ランダムの書き込み速度が
MLCだけにやっぱりあまり速くないけど
読み込み性能に関しては結構がんばってるなと。


というか、
これって単なるSSDだけの能力競争みたいで、
当然SSDが速ければその分、間違いなくレスポンスがよくなるけど、
やっぱり全体的な性能も影響するわけで、
トータル性能もベンチマークで計測。

【CrystalMark 2004R2】


【PC Mark05】

System Test Suite: 826 PCMarks
HDD Startup : 11.89MB/s
HDD General Usage : 6.92MB/s
HDD_Virus Scan : 19.28MB/s


【CrystalMark 2004R2】を見ると、
SSDの評価だけは高いけど、
他がかなり低いのがモロにグラフでわかる。

【PC Mark05】にいたっては、
テスト自体がものすごく長くかかってしまって
出たスコアもかなり低いし、
PCパフォーマンスの厳しさが露呈。

あぁやっぱりこんなもんかな・・・



ついでに、Windowsの起動と終了を実測値で。

[Windows起動]
ようこそが現れる:24.5秒
壁紙が現れる  :32.2秒
砂時計がなくなる:39.2秒

[Windows終了]
完全に電源OFF :23秒

SSD化したVAIO typeZほどの速さはないけど、
元々入ってた1.8インチHDDよりははるかにマシ。

-・-・-・-・-・-

3.)静かさと熱とバッテリーの持ち

「Eee PC S101」の発熱の低さにも触れていたので
505EXTEMEでも温度を測ってみた。

[キーボード面]
   アイドル/高負荷
1)  26.3  27.4
2)  27.8  28.8
3)  27.0  27.8 
4)  30.9  33.3
5)  37.2  40.0 
6)  34.5  36.8

[底面]
   アイドル/高負荷
7)  26.4  27.8 
8)  27.3  29.5   
9)  27.2  28.8
10)  32.0  33.7
11)  34.8  37.1
12)  33.0  35.1

505EXTEMEは、もともと
ファンレス設計で、キーボード奥のひろいスペースで排熱をする構造なので
当然その部分に熱が発生する。

それでも、手やひざの触れる
キーボード周辺や、底面にはそこまで熱が伝わってこないから
たいして気にならない。

それに何といってもファンレス=無音で、
HDDがSSDになった事で、実質的に音を発生する部分がなくなってしまったので
本当に静かなPCになった。


ただし、良いとこばかりでもなくて
バッテリーの持ちが悪くて
数年使ってヘタってるのもあるかもしれないけど、
実際にバッテリー駆動させてみたら、
約1時間20分程度で空っぽになってしまった。

さすがに、薄くて軽くてもこの駆動時間はかなり厳しくて、
出かける時には電源コード必須。

「Eee PC S101」はバッテリーの駆動時間が
公称値で4.6時間。
ちょっと間使うのに、電源を持っていくかいかないかの差はデカイ。。

さらに突っ込めば
本体にワイヤレスLANが内蔵されてなくて
ワイヤレスLANカード必須だったり、
有線LANもアダプタ必須だったりと、
細かいところで不便なところもあったりで。

まぁ
そうは言いながらも
速いSSDを載せ換えただけで、古株の505EXTEMEが、
最新のネットブック並みのパフォーマンスが出せくれれば、
もうちょっと長く付き合えそうだ。。


次は、時間ができたら
typeT(505 Edition)のSSDを載せ換えてみようっと。


【VAIO typeT特集ページ】



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2008-11-08 20:31  nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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